色覚補正メガネについて
2024年02月09日
色覚補正メガネは、あくまでも「フィルター」ですので、石原色覚検査表が読めるようになったり、特定の色同士の判別に役立つことがありますが、全体が変わった色に見えてしまい、「正常色覚の人のような色が見える」ということではありません。
大事なことは、強度のひとは色も見るけれど色以外の特徴にも注目する、軽度のひとは普段は気にする必要はないけれど条件の悪い時には色以外の特徴にも注目する、それでも困るようなことがある場合は周囲のひとに相談して、お互いに協力し合うということであると考えます。
色覚異常は少数派ではありますが、あくまでも特性のひとつであって、色覚異常のひとの見え方も正常色覚のひとの見え方も、どちらかが正しい見え方ということではありません。
赤系と緑系の色の判別に困る時は、100均などで売っている赤緑フィルターを使うことが便利であると考えますが、特定の色判別を行うために色覚補正メガネを使いたいということであれば、使用されてよいのではないかと思います。